インタビュー記事紹介

  • ■ 『魅力あるシール業界へ』 北海道シール印刷協同組合 理事長 有原常貴

    新年明けましておめでとうございます。皆様には、平素から組合運営に深いご理解と温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

    昨年北海道では、来道者数が各月前年を上回り、海外からの観光客も、大幅に増加した一昨年よりさらに10%以上の増加となっています。また、春に開業した北海道新幹線により北海道と本州が結ばれたことで、国内外からの誘客はもとより、東北・北関東などと新たな経済・文化交流圏を作り出す活力ある地域づくりの一歩が踏み出されました。なお、新幹線開業以降のJRによる来道者数は、各月でおよそ5万人以上増加の実積となりました。

    ただ、北海道経済全体では緩やかな持ち直し基調であったものの、8月には4つの台風が上陸・接近した事による水害で、総被害額は農業を含めて過去最大の2786億円に上る甚大な被害をもたらしました。水産でも台風の影響による被害のほか、秋鮭・サンマ・スルメイカ等が大不漁となり、自然災害と気候異変が北海道の経済を揺るがしました。

    北海道では当組合員も含め、食品産業に関わりの深い企業が多く、一次産業の影響による経済の変化に、より対応した各企業独自の経営強化が求められてきたと思うところです。

    当組合では、組合員各社に有益な勉強会を行い、全日シール連合会と協賛会の皆様との情報交流を深め、強く団結し、業界へ関わる組織として、シールラベル業界をさらに魅力ある業界へと発展させる活動を進めて参ります。

    最後に、皆様にとりまして新しい年が災害の無い平和で明るい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

  • ■ 『地元を守り活性化を』 北海道シール印刷協同組合 理事長 有原常貴

    新年明けましておめでとうございます。皆様には、平素から組合運営に深いご理解と温かいご支援を賜り、心から感謝申し上げます。

    昨年を振り返りますと、北海道では道産米に対する評価が一層高まり、これに続く道産小麦など食のブランド化と、道産品の海外輸出に向けた取り組みが拡大しております。また、ありがたいことに、来道者数は各月連続で前年を上回り、アジアを中心に海外からの観光客は昨年より30%以上の増加となって、道央圏の百貨店では外国人による売上げが2倍になったそうです。食・観光を巡る明るい動きが追い風となり、道内経済を支えた一年となりました。

    ただ、これらは印刷関連業に限って言えば、一部大手印刷会社での需要増加のみで、一般消費者の節約志向は依然続いており、北海道経済は緩やかに回復しているものの全国水準に及ばず、中小の印刷会社にとっては厳しい状態が続いているのが実情です。今後の課題として、本道の基幹産業である農林水産業に次ぐ、幅広い分野に対しての積極的な働きかけが重要になると考えます。

    また、海外観光客の増加の影には、アジア資本が道内のリゾートホテルの買収を進め、観光資源の開発とそのシステムをけん引しているのも事実です。未来に対しての危機感に目を背けず、各企業が地元を守り活性化し経済を押し上げなければと、さらにTPP問題を考えればなお一層に思うところです。本年春には北海道と本州を結ぶ北海道新幹線が開業され、東北や北関東などとの交流を飛躍的に発展させる好機となり、北海道にとって新時代の幕開けとなります。

    当組合では、より実践的な勉強会を行い、全日シール連合会と協賛会の皆様との密な情報交流を促進し、強い団結と向上心をもち、シールラベル業界の発展をもって、地元に働きかける活動を積極的に進めて参ります。

    最後に、新しい年が皆様にとりまして、輝かしい未来に向けて歩みを進める年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

  • ■ EPSON SurePress L-4033A デジタルラベル印刷機導入